現在、確かにペチカ・夏娘は大果系であり、収量が多いのですが、36粒入以下に全く価値がなく市場性の無い事がマイナス要因となっています。



これに対して、収量と平均サイズで劣る夏実の場合、36粒入以下に人気が有り市場性が高いので夏実に軍配が挙がります。

比較の総評では夏実の方が今後市場評価は高くなるでしょう。
平均サイズのアップを計る事は研究をまたねばなりませんが、例えば花芽の一部摘花や葉を減らして大果へ導くなど効果が立証されている方法を徹底する事での改善も考えられます。しかし、夏実の42粒入は特に形状が良い事から、確実に供給が見込めれば、42粒入サイズを使ったケーキの開発をしたいと複数の大手ケーキメーカーから要望をいただいています。『夏実の42粒入は素晴らしい』の評価は大変な武器になると益々期待は高まります。



夏秋期の苺のマーケットは想像以上に大きいのです。この10〜20年日本の苺生産は年間20万tと変わりません。これは殆ど11〜6月までの7ヶ月の販売です。残りの5ヶ月(7〜10月)は5%の1万tにも満たないのです。輸入苺も年間6千t程度です。しかし国産の周年供給が確立しワイドになると需要は急速に伸びます。私の試算では5ヶ月で3万〜4万tのマーケットは容易だと見ています。トマトやきゅうりは昔は夏の野菜でした。しかし、ハウスの出現で、周年供給が出来る今日では、殆ど一年中変わらぬ需要が生まれています。苺も周年供給が確立した時は総需要は一気に拡がるでしょう。
何と云っても日本人は苺好きで、世界で一番苺を食べる国なのですから。
販売に携わる者の立場から、過去を振り返り現状を考察し、将来を展望してみました。

  2003年4月
株式会社ジャパンフレーズ
代表取締役社長 石川正久

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