2005年12月クリスマスのいちごを占う


'05年、クリスマスを前にして、いちごの相場を占う その1
2005.12.10


 昨年のクリスマスが数年振りに大台(1,000円大田市場価格)を割った事で大きな話題となり、それがそのまま今年の目安となっていましたが、12月も第2週を終えた現在の諸条件を検証しながら、第3週の半ばから始まって、第4週に終わるクリスマスの相場を占ってみましょう。


 超促成栽培といわれる11月からの出荷(一部早い所は10月中旬)が、各地の作付面積の増加に伴い、順調に増えて来ている。既に、ほとんどの量販の店頭に並んでいる。

 天候は例年に比べて特段に寒さが厳しいところはない為、これからの出荷は順調だと思われる。

  昨年の甘王に始まった、新品種への切換えは、福岡ほど劇的な切換えは見当たらず、愛知、静岡の紅ほっぺの様に近い将来を見据えた、段階的な切り替えの切換えの産地は有るものの各地一斉にというドラスチックな動きにはなっていない。北関東は未だとちおとめが主力となっている。

  甘王のほぼ100%生食向け販売と、各地の超促成物の流行は、量販店を中心とした店頭販売を促進させる事となり、11月中旬から全国一斉に店頭販売が開始された。従って、相場もそれに合わせたかの様な値が連日付いていた。今までは、クリスマスまでは業務用筋の需要が中心でクリスマス終了と同時に一斉に店頭販売だったものが一ヶ月近く早くなって来たのです。

 この事で大きな産地サイドの異変が起きました。量販店側は、一旦始めた店頭のいちご販売をクリスマスの高値で中断など出来るものではありません。当然、大手産地にシーズンを通して安定供給を求めます。産地側もほんの2週間弱のクリスマス需要での高値よりも、11月〜3、4月までの長期間、安定的に販売してくれる量販店のニーズの方が魅力です。従って、容器の改良も含め(現在より少量入れにする)、安定販売の道を選ぶ事になって来たのです。栃木の二宮はがの農協がそれです。

  業務筋の(ケーキ業界など)総需要は、量販店中心の生食マーケットの数パーセント位のものです。もちろん、12月に供給量(生産量)が増大した時です。そして、最盛期であっても、現在の容器(300〜350g)は核家族、少子化に向けてやや多いといわれ始めている事もあり、クリスマス相場に影響を受けずに12月店頭販売を続ける為に少量詰容器があちこちで出始めました。私は現行の容器とセロハンをかぶせるスタイルの変更を3年程前から提唱してきたのですが、正にその時代が来たわけです。

 生産者の高齢化は深刻です。パッケージの改良は急務だったのです。これが超促成物の大流行によって、店頭販売が早くなり、更にクリスマスの高値にも(もし高くなってもの意)売りやすい価格帯を維持出来、パッキングも楽になる、一石二鳥という事になります。この容器改良は大きな波となって全国に波及するでしょう。

 いろいろな事を総合してみて、今年のクリスマスいちご相場は早めに一時的な急騰があっても、大きく反落するでしょう。ひょっとすると一時急騰も程々で止まるかも知れません。  



 占いは当たるも八卦ですが、終わってみてよく考えると、成程な、と思うものです。
皆様も残品が出ない上手な仕入をして下さい。我社は24時間対応致します。 よいクリスマスを。

代表取締役社長 石川正久

クリスマスケーキにいちごを  
 
©Copyright 2003 JAPAN FRAISE CO.,LTD